2014年10月11日土曜日

説明を追加j
暴力って、いうのかなぁ?
別に、殴られるわけじゃぁないし...

なんか、しんどい息苦しい

暴力をふるう夫から逃げてきたけれど...
これで、よかったのかなぁ???

子どもの様子も、なんかヘン。

話す相手もわからない...
私が悪いって言われるに決まってるよなぁ...

なんていう方、一度、覗いてみられませんか?

今期は、あと、11月10日だけですが...

来期は、1月19日、2月2日、3月2日の月曜日午後1時半からを予定しております<m(__)m>

2014年9月29日月曜日

NPO法人化「NPOFC学会・堺」から「NPO法人ふぇみぱる堺」に

NPOFC学会・堺は、フェミニストカウンセリング堺のフェミニストカウンセラー養成講座の修了生を中心に、2004年4月に結成されました。そしてその年の9月、日本フェミニストカウンセリング学会の活動団体としての認証を受け、日本フェミニストカウンセリング学会に所属する一団体として、さまざまな活動を展開してきました。
 2005年からは電話相談活動を始めました。最初に全国共通DVホットラインに参加。それから「さかい・おんな・電話相談」を開設。現在も両方の相談活動を続けています。そして現在第14回を開催中のグループさくら。「再びうつにならないために」と題されたうつの予防と回復のためのグループです。こちらも2006年3月に第1回のサポートグループを開催。活動をスタートさせました。その他にもさまざまな活動が展開されていることは、その時々にこのブログでご紹介している通りです。

 活発な活動を行っているものの、そして日本フェミニストカウンセリング学会の所属団体ではあるものの、形式としては自主活動グループだったNPOFC学会・堺。独自に法人化しようと決めたのは、何と2010年でした。2011年の5月に設立総会をすべく準備を進めていたのですが、諸事情で頓挫。そのまま、3年が過ぎてしまいました。2012年、2013年と、今年こそは・・・と言い合うものの、日々の忙しさに取り紛れ、「今年は無理ね。来年にしましょう」と、毎年、毎年の「何じゃ、それ?」状態。法人化にあたってわからないことが多々あるだけでなく、それに集中して取り組むことが難しいという諸事情もあり(決して、怠け、横着ではありません、と自己弁護)、先送りにしてきたのですが、その間にも何かある度に「来年こそは法人化しましょうね」と、長続きしない決意を重ねてきました。

 そして、2014年6月、「法人化の手続きやりますよ」と彗星のごとく現れたメンバーKさん。以前からのメンバーではあったのですが、そういうことに長けているとは、誰一人知らなかったのです。

そうは言ってくれたものの、「そうね、その時が来たら手伝ってね」と、これまた暢気なNPOFC学会・堺の面々。そこにKさんの叱咤激励が入りました。「できれば9月には届けを出したい。なぜなら●○?×△※%■&・・・(この部分、なぜ9月に届けを出したいのかの説明。そのときは「そうなの」と思ったのですが、ここで説明するほどには理解できていなかったのが判明したので、この部分は割愛します)」というわけで、2011年に作っていた資料をKさんに渡して、必要な作業をお願いしました。
 それが7月末or 8月初め。それからが早い、早い。あっと言う間に資料を整え、9月18日設立総会を行いました。そして次の日には、申請書の提出。あとは認証されるのを待つだけとなりました。

 認証が降りたら、このブログで報告しますが、それとは別にご紹介イベントも行う予定です。そのときには、長い間親しんだ「NPOFC学会・堺」から名称が変わります。このニュースと同じ名称、ただし、平仮名です。「NPO法人ふぇみぱる堺」。認証後は、このブログの自己紹介の欄も変更しなければなりませんが、取り急ぎ、3年越しの懸案がKさんの登場により実現したことをご報告します。
                                                    (PON子)
 

2014年8月28日木曜日

9月1日 学習するMajoの会 「被災地ツアー報告」

「日本フェミニストカウンセリング学会 全国大会in郡山」 報告
  
  ※ FC堺通信からの転載です。通信をお届けするのは、もう少し先になるかと思いま    すが、9月1日のお知らせがあるので、先んじて転載いたしました。

 91日月曜日6時半から全国大会報告会を行います。  シンポジウム、被災地ツアーの報告のほか、
参加した分科会の報告も行います。参加費500円。

072-224-0663 にご連絡の上、ご参加ください。

2014年月24日、25 の両日、第13回の日本フェミニストカウンセリング学会全国大会が開催された。会場は福島県郡山市。なので今回は「全国大会in郡山」。
福島県は日本で3番目の広さを持ち、奥羽山脈と阿武隈高地の二つの高地で、海側から、浜通り、中通り、会津の3地域に区分されている。郡山市は中通りにある。郡山市の公式ホームページによると、20147月の人口は328,982人。福島県で最も人口の多い町とのこと。郡山市の北、宮城県との県境に県庁所在地の福島市がある。福島県内にはこの二つの町と新白河に新幹線の駅がある。
今回のシンポジウムのタイトルは「『ふくしま』の今」である。福島を「ふくしま」あるいは「フクシマ」と表記するとき、そこには「2011311日以降の」という意味がこめられる。シンポジウムでは、事故当時会津にいらしたという神戸親和女性大学福祉臨床学会の戸田典樹さんの福島県内外の避難者とその子どもたちが置かれている状況についての報告、福島県男女共生センター館長の千葉悦子さんの「飯館村の地域づくりから学ぶ」として村をあきらめない人々の取り組みと営みの紹介、NPO法人ウィメンズスペースふくしま代表の苅米照子さんの311日とそれ以降の郡山の女性たちの日常と支援活動の紹介があった。ウィメンズスペースふくしまは内閣府復興庁の支援活動の拠点の一つとなっており、日本フェミニストカウンセリング学会もそこで行われる相談活動に協力をしている。紙幅の関係で割愛するが、二日目の午前中には6つの分科会が開催されている。午後は被災地視察ツアーと語り部の会が催された。




事故を起こした東京電力第一原子力発電所は浜通り、フラガールの常磐ハワイアンセンターのあるいわき市の北、双葉郡大熊町にある。第二原子力発電者はそこから15キロほど南の双葉郡富岡町にある。今回の被災地ツアーではバスで富岡町の富岡駅、桜並木で知られる夜の森公園等を訪れた。訪れたのは居住制限区域。立ち入ることができる時間が制限されている。東日本大震災の他の地域と比して異なるのは、いわゆる「復興」が全く行われていないことである。写真は人のいない放置されたままの富岡駅。311日は終わっていないことを改めて思い知るともに、取り戻すことのできない、数えきれない喪失があることを強く感じさせられた。

原子力発電所の再稼働が云々されている 今、この喪失を再び起こさないために、私たちにできることは何かを本当に真剣に考えなければならないと思ったことを付け加える。

2014年8月24日日曜日

10月25日「さかいボランティア・市民活動フェスティバル」に参加します

今年もさかいボランティア・市民活動フェスティバルが開かれます。場所は堺市総合福祉会館。日程は10月25日土曜日の10時~16時です。あの広くもないけれど、狭くない福祉会館が人でいっぱいになる、ちょっとしたお祭り騒ぎの一日です。

NPOFC学会堺も最初はいつのことだったか忘れましたが、何回か参加しています。

東村さんが存命の頃に最初の参加をしています。それから3回ほど参加した後に、東村さんとのお別れがあり、その後、2年ほどはまじめに参加していたのですが、昨年は、5月に日本フェミニストカウンセリング学会全国大会が堺であり、市民活動フェスティバルの参加申し込みをするのを、すっかり忘れてしまっていました。

今年は覚えていたということで、参加をします。

参加するのは活動紹介のパネル展と体験コーナー。

パネル展は、東村さんがいなくなってからは、芸術家がいないもので、どうもパッとしないのですが、今年もチャレンジします。

体験コーナーは自己主張トレーニングと自己尊重トレーニングのmini「チェック&講座」です。

準備はまだまだこれからですが、今日、福祉協議会からチラシが届きましたので、チラシのご紹介と今年も参加しますというご紹介です。  (PON子)

2014年8月18日月曜日

サポートグループ『さくら』第14回目 開催のお知らせ


おまたせしました!9月13日(土)午後2時.~4時
~再びうつにならないために予防と回復のために~サポートグループ『さくら』はじまります。

どうしてもマイナス思考に陥りやすくて、うつうつと悩んでしまって動けない・・・。
自分の中にある「当たり前」に、ついつい頑張りすぎて.疲れてしまう・・・。
「気持ちを楽にして」などと言われても.、どうしていいのか分からない・・・。
このような経験ありませんか?

フェミカン流認知行動療法で、自分の思考パターンに気付き→認知の幅を広げて→いつもの行動パターンを変化させる→少しずつ少しずつ前に進めて、繰り返し繰り返し行うことで「楽」になっていければいいなー.と、考えています。

自分一人では、なかなかむずかしいことでも、グループで行うことで出来ていくこともあります。
「グループに参加する」これだけでも、「ちから」になっていくことでしょう。

グループ世話人のうつ病回復&再発&予防の体験談を文えて、ワークと語り合い.の全8回の開催です。
ぜひ、ご参加ください。お問い合わせ&お申込みは、FC堺FAX、072-224-0979まで。

  グループ世話人/ファシリテーター 木近 ちなみ

2014年7月14日月曜日

アナと雪の女王を観ました

youtubeで、「アナと雪の女王」の一部分を覚えるほど見てから、映画館に行きました。
逆だったらよかったと思いました。
「観に行こうかな?」とちょっと思ったら、すぐ行けばよかったです。
出てくるトナカイが、犬みたいでした。
エルサは、氷のお城で何をしていたのかなと思いました。
私だったら、何をするかな?とか、寝るときはどうするんだろう?とか、想像してみました。
地面をドンッと踏むと、氷の土台みたいなのができるシーンが好きです。あんなことができたらいいなと思いました。でも冷え症なので、きっとダメです。
夏休みが来る前に、もう一度見に行こうと思いました。 yo

2014年5月16日金曜日

今日の定例会―福祉ボランティアフェスティバルに参加します

今日は5月の例会の日。体調不良と急用とで2名がお休み。若干寂しめな例会でした。
いつも通り、会議なのかおしゃべりなのかわからない進行で、決まったこといくつか。

そのうちの一つが、今年の10月25日に、堺市総合福祉会館で行われる「福祉ボランティアフェスティバル」に参加すること。昨年は不参加。その前は参加、その前も参加・・・・というより、昨年は申し込むのを忘れていて、不参加になってしまっていました。
東村さんがいるときは、東村さんが参加に必要なもろもろを率先してやってくださっていたので、私たちはボッとしていても参加ができていました。東村さんがいなくなってからは自分たちでやらなければならなくなり・・・・昨年は、すっかり忘れていたのでありました。トホホな後輩たちであります。
 
で、気を引き締めて、今年は忘れずに参加申し込みをすることになりました。パネル展示ともう一つ別企画を申し込むつもりです。詳細が決まったらお知らせします。

 東村さんの後輩のうち、電話相談のほうの後輩たちはとてもしっかりしていて、養成講座終了後の現在はフォローアプの真っ最中。もうすぐ新人の相談員がデビューするのではないかと思われます。またフェミニストカウンセリング堺では、彼女たちの要望に応えて、フェミニストカウンセラー養成講座を企画中。仲間がふえるというのは、本当にうれしいものです。 (PON子)



 

2014年3月26日水曜日

第4期電話相談員養成講座終了しました。

昨日3月25日、第四期電話相談員養成講座が終了しました。
今はなき、東村さんの熱意でスタートしたNPOFC学会・堺の電話相談。
東村さんが亡くなって初めての電話相談員養成講座です。
何と、8名もの受講生が終了をむかえてくれました。
「第四期電話相談員養成講座修了式を始めます」という開式の言葉に続いて、フェミニストカウンセリング堺の加藤さんと中川さんからのお祝いの言葉の後に修了証書授与と修了式らしい展開。
あちらでもこちらでも卒業式が執り行われているこの季節にふさわしい一日でした。
修了生はこれから電話相談員としてのさらなる研修へと参加していかれます。
皆さん意欲充分、もっと、もっと学びたいという感想の続出。何と心強い!

天国の東村さん、後輩たちはしっかり育っておりますよ。これからも見守っていてくださいね。
(PON子)

2014年1月20日月曜日

「高齢者虐待とDV」終わりました。まずは感想のご紹介。

車椅子のおばあちゃん(モノクロ)全国共通DVホットライン連絡会主催の「高齢者虐待とDV」終わりました。話の一部でもご紹介できればと思うのですが、まずは、感想の一部(HP等での公開OKとしているもの)をご紹介します。
順不同です。
  
・なんか、先が暗い。これから介護する側になって、そのうち介護される側になって、生きたいように  生き、死にたいように死ねるのか。考えたくない現実をみてしまった。知識を持たなきゃならないようだ。

・虐待がおこる社会背景についても、とても良くわかりました。中尾先生のおっしゃられた自分が生きたいように生きる為には、知識と経験が必要であるという点がとても印象的でした。

・ネットワークの大事さに気づきました。それも地域のネットワークです。できることは何か、行動したいと思えるような元気づけられる講演でした。

・やっぱ労働運動だ!!連合はマスゾエ氏を支援すると。日本の男の労働運動はオワタ。

・データで示され、高齢者の現状が再認識できました。

・介護における問題点についても学習できました。介護も育児も 感情労働であり、レスパイトの必要性を感じました。

レスパイトとは何かご存知ですか?

介護から離れられずにいる介護者を、一時的に一定の期間、被介護者から解放することによって、一息ついて、日頃の心身の疲れを回復させることができるようにする援助のことです。


参加者は何人だったのかな?
                    
明日は「精神障がい者と家族」と「女性と貧困」です。
思えば介護にも認知症の問題があるし、高齢女性が虐待を受けながらも同居せざるを得ないのは貧困だから。
全部、絡まっておるなーーー。      (PON子)

2014年1月18日土曜日

家族会の実践から                          「精神障がい者と家族―当事者と家族の生活を知る」

電話相談グループぷるる#主催の学習グループ講座のお知らせです。
第18回さかい男女共同参画週間の1月21日火曜日午前10時~12時に
    会場は堺市サンスクエアA棟2階研修室1で
堺のぞみの会会長林信子さんをお迎えし、
    「精神障がい者と家族」と題した講座を行います。
地域の中で家族(親、子、兄弟姉妹、配偶者等)を孤立させないために        必要なことを家族会の活動や家族の体験談から学びます。


  現在も病気に対する偏見や無理解によって、地域と切り離された生活を送らざるを得ない家族がいます。
                                      (電話相談グループ ぷるる#)
 


2014年1月17日金曜日

講座「女性と貧困」 再度のご案内です

再度のご案内です。

1月21日火曜日午後6時半から、堺市のサンスクエアで
大阪府立大学伊田久美子先生の
         女性と貧困についての講演があります。
タイトルは、ズバリ「女性と貧困」。参加費は無料です。

お知り合いにもご紹介ください。

   




アベノミクスのかけ声のもと、株価や賃金アップが取りざたされていますが、それのいずれもが、
私たちには関係がありません。相も変らぬ、低賃金。保障のなさも変わりません。
非正規雇用、低賃金、長時間労働が当然のようになってきている現在、若年世代の苦痛と困難はおしてしるべしです。単身で子どもを育てているシングルマザーにいたっては、国はよくこんなひどいことができるなーと思うほどの仕打ち。娘たちの「今」は困難に満ち満ちています。

そしてやがて高齢者の仲間入りをする私たち。聞くところによると、「高齢者はお金を持っている」。だけど、高齢者に仲間入りしたからと言って、お金持ちになれるとはとても思えない私たち。
今が貧乏なら、当然未来も貧乏。お金があるのは大手企業に定年退職まで勤めることのできた男たち。女たちに約束されているのは将来の苦しさ。

何しろ、そうでなくても少ない年金が減額され、消費税増税が導入され、あろうことか、介護保険料があがり、医療費があがる。私たちの未来も今まで以上に楽ではなさそう。


それでも、それでも、生きていかなければならない。暗い顔ばかりしていられない。
この状態の元凶は何かを見つめ、考え、私たちはどういう社会をめざすのかのビジョンを改めて確かめます。そして貧困にあえがなくてもよい時代の到来のためにできることは何かを考えます。

男性諸氏、女性の貧困は皆さんの妻、娘、姉妹、恋人、友人の問題です。一緒に考えてくださいませ。

よき時代が来るまでの間、生き延びるためのツール、希望のツールが手に入れば、言うことない。皆様一緒に学び、考えましょう。                                                  (学習するMajoの会)

高齢者虐待とDV~女性にとって安心・安全な高齢社会とは 〈堺市男女共同参画週間学習グループ講座〉


堺市男女共同参画週間学習グループ講座のご案内です。
テーマは高齢者虐待とDV。
1月20日月曜日14時から16時。会場は堺市サンスクエアです。
講師は高齢社会をよくする女性の中尾敦子さん。


2013年9月15日総務省が敬老の日に合わせてまとめた人口推計、で65歳以上の高齢者が過去最高の3186万人となり、初めて総人口の25%に達しました。私たちの社会で、高齢者はどのような暮らしをしているのでしょうか。

全国共通DVホットラインのブログ「なんだかなぁ」の記事、高齢者のDV被害。妻たちが殺されてます。」(2012年3月)から一部抜粋転載しましたが、虐待にさらされ、DV被害にさらされている高齢女性は少なくありません。
ブログの記事では「逃げてください」と呼びかけていますが、中尾さんは高齢になってもDVがあるということは、あまり知られていない上に、高齢女性には、別れられない事情があるとおっしゃいます。
介護をする側として、あるいは親の世代の問題として、そしてやがて行く道、自分自身の問題として、高齢者虐待とDVについて考えます。高齢女性を取り巻くさまざまな問題に目をひらかせてくれるだけでなく、これからの自分自身の人生についても考えさせられる中尾さんのお話をご一緒に聞いてみませんか。ご参加お待ちしています。
DATE: CATEGORY:殺される女性たち
3月17日の毎日夕刊に、「つえで妻殴り死なす 奈良容疑で85才男逮捕」という記事があり、今日19日の毎日新聞の夕刊には「妻バールで殴り殺害容疑夫逮捕 茨木・長女も重傷」という記事が載りました。

85才の容疑者の妻は81才。今年の1月〜3月、計4回、夫のDVについて警察に相談していたとのこと。警察は夫を呼んで注意し、妻には保護施設への入所を勧めていたと言う。81才でDV被害を受けている女性が、自分で施設入所を決断できるだろうかと考えると、難しいと思う。80才代で、簡単に生活を変えられる人なんかいないと思うし、さらに施設入所となると、ガラっと変わった環境、というか、まるで知らないところで、知らない人たちの中に入っていくことになるのだから、自分では決められないよね。

85才のDV夫は「妻が反抗的な態度を取ったことに腹が立って殴った」と供述しているとのこと。警察に相談に行くほどの暴力をふるってくる相手に従順になんかなれませんよ。夫が歳をとって気が短くなるのと同様に、妻だって、加齢とともに忍耐力は落ちていく。何年連れ添ったのか知らないが、これからの先もそれほど長くなさそうとなったときに、暴力を振るう相手に従順になったって何の得もない。むしろ今までの年月を返せという気持ちになって当たり前。

それにしてもこの妻さんいつから暴力を振るわれていたのだろうか。夫に殴り殺されて終わる人生なんて、あまりに辛すぎる。

もう一つのバールで殴ったほうの夫は61才。殺された妻は60才。こちらのDV夫は「死んでもいいつもりで殴った」と言っているとのこと。そしてこちらは自宅にいた長女さん、36才も頭を殴られて重傷を負っている。

85才はつえで殴り、61才はバールで殴る。どちらもひどい。年を取れば穏やかになるなどというのは、真っ赤な嘘。穏やかになるのは、自分自身を問うなど内省を重ねることができる人、学ぶこと、考えることができる人の話。自分の不機嫌を妻をはじめとする他者のせいにして恥じないDV加害者は、年を重ねたからといって穏やかになどならない。さきほど書いたように気は短くなるし、加齢による心身の不如意で苛立ち、ますます不機嫌になるだけ。さらに暴力的になることだってある。衰えた肉体をカバーしたのが、つえとバール、ということなんでしょうね。きっと。

この二人の妻の姿が、かつて話を聞いたことのある、あの人、この人に重なる。皆さん、殺されないうちに逃げてくださいね。あなたの夫は年をとったからと言って、人格高潔になんぞなりやしません。ますますわがままになるだけ。ますます頑迷になるだけですから。                                                      (全国共通DVホットライン連絡会)
                     

講座「女性と貧困」大阪府立大学伊田久美子先生

1月21日火曜日午後6時半から、堺市のサンスクエアで
大阪府立大学伊田久美子先生の
         女性と貧困についての講演があります。
タイトルは、ズバリ「女性と貧困」。参加費は無料で

   




アベノミクスのかけ声のもと、株価や賃金アップが取りざたされていますが、それのいずれもが、
私たちには関係がありません。相も変らぬ、低賃金。保障のなさも変わりません。
非正規雇用、低賃金、長時間労働が当然のようになってきている現在、若年世代の苦痛と困難はおしてしるべしです。単身で子どもを育てているシングルマザーにいたっては、国はよくこんなひどいことができるなーと思うほどの仕打ち。娘たちの「今」は困難に満ち満ちています。

そしてやがて高齢者の仲間入りをする私たち。聞くところによると、「高齢者はお金を持っている」。だけど、高齢者に仲間入りしたからと言って、お金持ちになれるとはとても思えない私たち。
今が貧乏なら、当然未来も貧乏。お金があるのは大手企業に定年退職まで勤めることのできた男たち。女たちに約束されているのは将来の苦しさ。

何しろ、そうでなくても少ない年金が減額され、消費税増税が導入され、あろうことか、介護保険料があがり、医療費があがる。私たちの未来も今まで以上に楽ではなさそう。

それでも、それでも、生きていかなければならない。暗い顔ばかりしていられない。
この状態の元凶は何かを見つめ、考え、私たちはどういう社会をめざすのかのビジョンを改めて確かめます。そして貧困にあえがなくてもよい時代の到来のためにできることは何かを考えます。

よき時代が来るまでの間、生き延びるためのツール、希望のツールが手に入れば、言うことない。皆様一緒に学び、考えましょう。                         (学習するMajoの会)



2014年1月6日月曜日

「海と緑と女たち」を読んで

「海と緑と女たち」(いのうえ せつこ 著)という本を読んだ。
三宅島と横浜の逗子に、それぞれアメリカの軍用施設が計画された時の経緯について書いてある。
私が良いと思ったのは、三宅島の女性は、自然の中で仕事ができて、それがお金になって、発言権が強かったということ。
一方、横浜の逗子の運動は、「主婦の運動」として性役割にとらわれたせいもあって、難航したそうだ。
以前読んだ本の中で、「女性は子どもを産まないと、原発問題などへの意識がそだたない。最近の女性のキャリア志向は問題だ」と述べている人がいた。
私は、これはおかしいと思う。
横浜の女の人が、働いて収入を得ていて、経済的に自立できていたら、夫の仕事に配慮したりしないで、もっと自由に運動できていたかもしれないからだ。
今の世の中では、女性が子どもを産むと、必ずと言っていいほど男性に経済的に依存せざるを得なくなる。女性が働いて子どもを育てるのはものすごく大変な仕組みになっている。
女性が子どもを産むと、男性の仕事先に配慮して発言や行動をしないといけない、という制限に直結してしまう。そして、そういう経済の仕組みが、環境問題を作っている。
女性に性別役割を押し付けることは、原発問題でも、環境問題でも、良い結果は生まないと思う。
そして、運動自体をそうした女性たちに押し付けることも、うまいやり方ではないと思う。
事実、逗子の主婦の人たちは、経済的には恵まれていた。ただし、生産手段が奪われていたのだ。
私は、フェミニズムにも、みんながアクセスしやすいものになってもらいたい。
あまり人と会わないことや、就職が難しいこと、いろいろ重なって、不信を感じることもある。
フェミニズムで食べていける人は、経済的に恵まれた人が多いような気がするから。
こういう時に貧困だと言われたら、腹がたつし、切り離されたように感じる。
共に学べる仲間がほしいと思う。

                                              さかいのすずめ

年が明けて初めてのグループYOU

今日は年が明けて最初のグループの日。何のグループかと言うと、DVに関する学習&おしゃべりの会です。グループ名はGroup YOU。「ゆう」と読みます。漢字は「遊」でも「悠」でも「裕」でも「友」でも「有」でも、・・・・・どれでもいい。特別にこれとは決めていません。ココロはどの字も含みこめるように、という多様性のココロと、あなたのお好きな字をあててください、という使う人が使いやすいように、のココロです。
 で、今年の最初のグループは残念ながら世話人二人のみの参加。どうやったら皆さんにこのグループの存在を知ってもらえるんだろうね、と話し合う年明けです。

このグループは、DVに関する知識をシェアしあったり、先輩の話を聞いたり、愚痴を言い合ったりできる場所を作りたいと考えて作ったグループです。DVというとハードなものを想像しがちですが、身体的暴力は全くない、いわゆる意地悪の連続のようなDVもあります。すっきり離婚したはずなのに、いつまでも気持ちを引きずってしまうという場合もあります。おんなじようでおんなじではない。違うようで違わない。そんな経験者にしかわからないDVに関するあれこれをシェアできればと思っています。

最後にこのグループのキャッチコピーと日程をご紹介します。

「DVについて学び・考え・語り合う」

  ~チョッピリ学習・イッパイお喋り~



第一月曜日<ゲツイチ学習会>Group YOUです。

2014年の予定は、1月~3月の第一月曜日
1/6、2/3、3/3 の 午後1:30~3:30

引き続き、5月~7月、9月~11月にも開催予定です。


1回1500円ですが、全回参加の方は3000円となります。

次回2月3日、DVに関心のある方の参加をお待ちしています。
                           (グループYOU)

2014年1月4日土曜日

お正月、テレビ~戦後史証言~を見ながら考えたこと

今日も飲みながら、食べながらテレビ。ただしちょっと硬派。
「戦後史証言プロジェクト日本人は何をめざしてきたのか 第3回▽釧路湿原・鶴居村」。アンコール放送。

国外で終戦を迎えた人かや復員兵など、戦後日本に帰国した人は600万人を超え、住む土地も食べる術もなく、行き場をなくした人々が都市にあふれていた。その中で国が打ち出したのが緊急開拓事業。引揚者などを未開の国有地などに入植させ、生活の基盤を築かせようというもの。108戸の家族が鶴居村に入植。極寒、劣悪な土地、一年で定められただけの広さを開墾しなければ、いったんもらった土地が没収されるという厳しい条件、。0年もしないうちに、108戸のうち、少なくとも12戸が離農していく。

次いで1961年に農業基本法が成立。農家の大規模化が奨励される。鶴居村は酪農を選び、大規模化、発展をめざす。そのための資金が国から次々支給される。ただし、国の助成は代金の半分。残り半分は農協からの借金で賄う。大規模化、機械化は進み、生活は豊かになる一方で、借金は膨らむ。・・・・・そうか、私の親せきの農家も一時農協にすごい借金をしていたが、そういうことだったのか・・・・
借金を返せなくなった農家への補助は打ち切られ離農。離農した人の農地が、残った農家の農地となり、大規模化はさらに進む。村は活気に満ちていたと。・・・・・そうか、補助が入るところは活気づくんだなと、何年か前の女性政策を思いだす。・・・・・

次いで田中角栄の登場による国土改造事業。地元で開拓パイロット事業と呼ばれる開発事業。湿原を牧草地にの国家プロジェクト。当初5年で終了する予定の工事が18年かかって終了。しかし、数年たって元の湿原に戻り、使い物にならなくなった土地もある。・・・・・有明干拓事業を思い出す・・・・・

そしてこの頃、環境意識が高まり、湿原は国立公園に。湿原の開発のために1本化した川を再び蛇行化させる国家事業が始まる。

見ての感想は国の言うことを聞くとひどい目にあうなというもの。必要経費の半分を助成という方式は今も変わっていない。どういう理由でこの方法を取っているのかわからない。自分で半分出せるくらいじゃなければ見込みがないということかもしれないが、不足分を出したほうが効率がいいとおもうのだが、どうも少しだけ意地悪をしたいようなそういうココロがあるような気がしてしまう。
今、国立公園となった釧路では、保護されることによって増えた丹頂の被害に悩まされていると言う。保護も開発も程度問題。だけど、その程度が人間にはわからないし、程度を越えたときに何が起こるかも人間にはわからない。そして今度はTPP。

いやー国も良かれと思ってのことかもしれないけれど、まきこまれるほうは大変。国は新しい事業を打ち出してもいいけど、それに乗せられて乗り切れなかった人の保障をきちんと考えたほうがいい。自助努力、自己責任なんて、まきこまれた側に責任を転嫁するような考え方ではなくて、少なくとも、立ち直るまでの支援をしたほうがいい。そうでなければ、国民は浮かばれない。福島だって、今をしのぐだけの支援じゃなくて、もっときっちり、新しい生活を始めるための支援が必要なんじゃないかな・・・・・と、新年に、テレビを見ながらつれづれ思ったことなどを・・・。(PON子)