2013年8月10日土曜日

久しぶりの紀伊國屋書店

昨日ひっさしぶりに、梅田の紀伊國屋書店に行った。本当に何か月ぶりかという感じ。
「この本を」という目的はなく、「何か面白い本でもあれば」という気持ちでの訪問。
本屋さんに行くと大概は「おっ!」と思うような本が1~2冊はあるもの。ましておっきな書店では、「あれもこれも読んでみたいけど、でもそんなにお金は出せないし・・・・・・」と迷う楽しさもあり、「ふーん、こんな本が出てるんだ」という新しい動きに気づく楽しさもあり・・・というわけで、久しぶりのことゆえ、ちょっとばかり、ウキウキ気分での訪問だったのだが・・・・・・。

品ぞろえがすっかり変わっていた。漫画を置くようになっていたのは、知っていたが、私が好きなフェミ系の本なぞはすっかり少なくなっていた。DVやセクハラの本も、こんなに毎日女性が殺されているというのに、本のちょっとしかない。ドキュメンタリーもたいしてない。増えたのは新書とビジネス系と経済関係。ビジネス系自己啓発本のふえようと言ったら・・・・・・。それに対して社会問題を扱う本は以前に比べてずいぶん減ったような気がする。棚の数を数えていたわけではないので、単なる印象だが、何だか「世の中のことを考えるより、自分の能力アップと収入アップ!!」と、並んでる本が一斉に声を揃えて言っているような印象。

そりゃ能力アップも、収入アップも大切だけど、今この時期、憲法についての本がダダダッと並んでいてもいいのではないかい?
DV防止法とストーカー規制法が改正されたのだから、DVやストーカー関連の本が、こちらもダダダダダーッと並んでてもいいのではないかい?


ドーンセンターの書店もなくなってしまったし、つまらない。他の書店の傾向がどんなものなのかわからないが、梅田に行ったから紀伊國屋に寄ろうという気持ちはすっかりなくなってしまった。いつになるかわからないけど、次梅田に行ったときは、違う本屋さんに行ってみようと思っている。 (PON子)