2012年8月19日日曜日

「危ないことしちゃいけない」ってことを知らない日本政府の男たち


関西では関西電力前で「再稼動反対」。松山では今日伊方原発再稼動反対の集会。       http://tanakaryusaku.jp/
瀬戸内海は狭く、万一伊方原発が事故を起こしたら、四国はもちろん、山口、広島、岡山の中国地方、多分兵庫県も、そして大分、福岡の九州も、みーんな汚染され、漁業壊滅、農業壊滅、風光明媚もみーんな壊滅・・・・。何でそんなことしたいかね。
もちろん大飯原発も同じこと。
1979年3月28日のスリーマイル島原子力発電所での事故のときは、自分のこととして受け止めるには、ちょっと遠かった。自分もまだ若かった。そして1986年4月26日のチェルノブイリ原子力発電所での事故。今度は少し年もとっていて、地球が汚染され、世界の終わりが来るのではという絶望を感じた。生野菜、きのこ、牛乳は摂取しないほうがよいと知ったのは、事故後しばらく経ってから。食べてしまったもの仕方ないよね、と居直ったものの、その後、安売りのパスタだの、ヨーロッパ産のフルーツの缶詰などを見ると、もしや、と疑った。
そして2011年3月11日、今度はもっと絶望した。多分東京もアウトだと思った。今東京は以前同様に機能しているが、病人が増えているだの、被災地と同レベルの汚染があるだのという噂を聞く。確かめようもないが、関西は、ホットスポットのような場所はあるものの、どうやら汚染はまぬがれているらしい。
でも、大飯原発で事故があったら・・・・・、今の僥倖はその時点で終わり。私は3回目の絶望を味わうことになる。そしていやーな気持ちを抱きながら、仕方がないよね、と言いながら水を飲み、コメを食べる。だけど、子どもたちは、若者は・・・・?いやーな気持ちになるくらいではすまない。
日本政府はどうしてそんなことしたいかね。
車道を走ってわたるこどもに「危ないことをしちゃいけません!」って叱るでしょ。車道を走って渡って万一のことがあったら、自分とその家族、知り合いは大きな悲しみにさらされ、運転手さんとその家族、知り合いには多大な迷惑をかけ、やはり大きな悲しみを与えてしまう。原発が事故ったら、そんなレベルじゃない。多大な迷惑をこうむるのは、日本に住むすべての人。大きな悲しみにさらされるのも、日本に住む全ての人。もしかしたら、隣国を含む地球上全ての人々。
「危ないことしちゃいけない」ってことを知らない日本政府の男たち、みんながやめろって言っているのに、耳を貸さない日本政府の男たち。みーんな子ども以下。                                     (PON子)