2012年3月21日水曜日

みかん売りお姉さん

昨夜のこと、家の近くで声をかけられた。何の用事かと思いきや、みかんの行商。なんばにある果物屋さんだと言う。持っているのは、というか残っているのは「せとかだけだ」が、買っていかないかと言う。車で来たのかと聞いたら台車に積んできたと言う。「なんばから台車ということはないだろう」ということに思いあたったのは、ずいぶん後になってから。なので、、「どこまで車できたの」というのは聞き損ねた。
昔の、おばさんが大きなかごを背負ってというイメージの行商ではなく、明るく元気なお姉さん。何かあれば、要するに不良品だったり、味が悪かったら、ここに電話くれとダイナミックフルーツというビラをくれた。あちこちに営業所があって、なんばの果物屋というのは、大阪営業所。こういう行商というのは今、はやりなのだろうか。

最近よく見るのは、黄色いジャンパーを着て、日本全国のお菓子を売っている青年たち。最初に見たのは、堺市の福祉祭りのときだったから、福祉施設の出店かと思っていた。その後あちこちで見る。「どういうグループ?」と聞いたら、お菓子屋だと言う。阿倍野にある全国のお菓子を扱う店で、こうやっていろんなお菓子を皆さんんにお届けしていると言う。お届けといっても、台車に乗せて道行く人に声をかけ売り歩いていているのだが、おばさんには声をかけやすいのか、しょっちゅう声をかけられる。
こちらも行商というイメージと違っていて、明るくて、フレンドリーで、福祉祭りのときに福祉関係者と間違ったような、ある雰囲気がある。
時々見かける、トラックに林檎積んだり、柿積んだりして売りに来ている本当に行商チックな人とは感じが違う。何なんでしょうね。

で、みかんは「せとか」ではなく、4つだけ残っていた「はまさき」というのを買ってみた。ぶどうのような味がするみかんなんです、とのこと。食べてみたらおいしかったけど、私の舌がにぶいのか、みかんの味しかしなかった。「あゆみじゃなくて、はまさき」という親父ギャグつきで買ったのがこのみかん。1個250円。ちょっと高めだけど、きよみとか、はるみとか、エトセトラのみかんと同じくらいかな。

そして昨日、このみかんを買った彼女、今日も夜の町にいた。毎日毎日、売り歩いているのだろうか。使用人の身です、と言っていたが、ただの使用人では、あんなに元気に明るく、ハードな仕事ができるとは思えない。
お菓子売りの青年たちにも同じような印象を持つ。何なの?彼らは・・・・・