2011年7月10日日曜日

SwingMASA講演録(8)<健康的な生活に>


禁恋と同時に考えたのが禁煙です。それまで私はお酒もたばこもやっていまいした。その頃に胸が痛いなと感じることがあり、サックスをずっと吹いていく人生なのに、肺活量に関することでトラブルがあるのはちょっとやばいなあと思っていました。
なので、たばこを止められたら、やめたいなっていうのはずっとあったのですが、なかなかやめられずにいました。その当時先生もたばこをやめようとしてはって、先生はやめられたみたいなんですよ。でも、私はなかなかやめれられなかった。

そんなときに出会った鍼灸の先生に、クイックスモーキングといって、タバコをやめるための鍼灸のトリートをやってはる人がいました。一回の鍼灸でたばこをやめられるというのが、1回で150ドル、1万5,6千円。めちゃめちゃ高いんですけれど、ずーっとたばこを吸うことを考えたら、それでも安いんじゃないかと思いました。

やめることのメリットなどは、コンドウ先生のカウンセリングでわかっていましたので、クイックスモーキングの治療をすることにしました。耳に鍼をして、自分の意思で3日間だけがんばってくださいと言われました。「あとはそれの繰り返しなので、3日頑張れたらずーっと頑張れます」と、言われて、3日間頑張って、3日目に崩れました。

150ドルも出したのに水の泡になったんですが、1回崩れたら何ぼでも吸うんですよ。それはたぶんお酒とかも全部同じだと思います。ちょっとのつもりで飲んだお酒が、2回、3回となって、アルコールに依存するようになっていくのだと思いますが、たばこも同じで、またずーっと続けてしまいました。

それで、鍼の先生の所に行ったら、「あなた腰悪いんでしょう」「腰が悪いと、意思が崩れるんですよ」と言われました。そして「腰を治しましょう」と言わはって、眉間に鍼をずっずって打ちはったんです。そしたら腰の痛みがサーッととれていきました。あれは不思議でした。ここ(FC堺)は鍼灸をやっているから、鍼灸の先生もそういうことはご存知だと思いますが、それで腰が痛いのが取れて、また治療をしてたばこを止めることができました。

それと同時にカウンセリングでコンドウ先生に「何かし始めたらどうですか」と言われました。それでその鍼灸の先生に、気功のレッスン、実習パターン1というのを受け始めました。気功のレッスンは、たばこを吸ってたら受けれないんです。だからちょうど良かったんですが、それと同時にジョギングも始めました。

ジョギングというのは、体内の毒素がどんどん外に出るので、ニコチンがわりと早く体から出て行くんですが、そういうのもカウンセリングの先生が教えてくれはりました。
それで、タバコやお酒を止めるのと同時に、毎日ジョギングをすることにしました。トンプキンス・パークという公園の周りを、一日一回ジョギングするというのを、始めたんですね。その頃から、それまでネガティブ思考で後ろ向き、すさんだ生活をしていた私が、少しずつ健康的に変わっていきました。カウンセリングを受けていなかったら、絶対にそういうことにはならなかったと思います。それが私の建て直しの第一段階でした。

自分の考え方がポジティブに変わっていき、生活も考え方もどんどん健康的になっていきました。その自分の変化に自分で驚いていました。カウンセリングの効果を感じて、これはいいなと、もうちょっと受け続けたいなと思いました。そう思ったのがカウンセリングを受け始めてから1~2年ほどした頃でした。深いところからジワーッと感じるような変化でした。

それから、私は、こんなええもん、人にも伝えたいなと思うようになりました。私と同じようにJazzをやりに来てるJazz仲間の中の女性の中に、私と同じような人たち、アフリカンアメリカンのミュージシャンに憧れて、恋愛して、生活がむちゃむちゃになってはるという人たちがいました。そういう良く似たパターンをしてはる人が何人かいました。相手に暴力を振るわれているとかそういったことも本当に良く似ていました。そういうことで悩んではる人たちに、日米カウンセリングセンターの話をしました。そうしたら、78人おった私の友達が、みんなカウンセリングに行き始めたんです。みんな3年から5年受けていました。

2009年 Swing MASA Osaka Jazz Womyns  
 相手の子どもを産みはった人もいましたが、最終的にはどの人もみんな相手と別れました。そういうカップルで相手とうまくいっている人はほとんどいませんでした。文化や使う言語の違いをロマンスだけで越えることはできないんだと感じました。恋愛で一番大事なのは、コミュニケーションなのに、そのコミュニケーションが、言語が違ってあんまりできないのでは、ロマンスや愛を作れるわけないということがよくわかりました。愛はとても現実的なものなのに、現実を見ないで恋愛していたのが、カウンセリング通してよくわかったという感じです。



私は1週間に一回のペースでカウンセリングを受け続けていました。
           (続きは明日<大金が入る/大学に行く>)