2011年5月29日日曜日

FC学会全国大会交流会でDVホットラインとCR研究会、アピールをしてきました

姫路でのFC学会全国大会。シンポジウムは「性暴力被害者への法的・心理的支援~フェミニストカウンセリングに期待される役割~」。シンポジストは『性犯罪被害にあうということ』の著者、小林美佳さんとシェルターネット共同代表の近藤恵子さん、日本フェミニストカウンセリング学会からウィメンズカウンセリング京都の周藤由美子さんのお三方でした。こちらは参加して、お三方の話をムフムと聞いてきました。小林さんからも近藤さんからもフェミニストカウンセリングにあたたかい期待の声がかけられました。

夜の交流会ではNPOFC学会・堺はDVホットラインの宣伝をバッチり(かな?)してきました。壇上にはFC堺の加藤とNPOFC学会・堺の新田。そしてDVホットラインに参加してくれている秋田の松葉谷さんと博多の椹木さん、東京の吉野さんも一緒にアピールに立ち会ってくれました。アピールしたのはは3月以降、相談電話がとてもとても増えていることと、「是非是非DVホットラインに参加してください」ということ。参加団体が増えることを切に願っています。

実はDVホットライン、震災の影響か、3月以降の相談電話が激増しています。通話料もこれまでの倍以上になっているのですが、3月には今年度の助成額が既に決まっていましたので、不足分をどうしようかなと思っていました。そこへ、フィリップモリスのほうから先に増額を検討することについて声をかけてくれたのです。ありがたいこってす。というわけで、現在フィリップモリスジャパン株式会社と相談中です。

もうひとつNPOFC学会・堺からのアピールはCR研究会の分科会宣伝です。CR研究会の加藤、はたの、森谷の3名が壇上に。はたのの絶妙のプレゼンで、しっかり、しっかりアピールしてきました。明日の分科会、どれくらいの参加者があるか楽しみです。報告はまた、このブログで。よろしくお願いします。    (PON子)

2011年5月26日木曜日

この週末は荒れ模様+日本フェミニストカウンセリング学会の全国大会

天気予報とおり、夕方からポツポツ降ってきました。風も出てきてなにやら荒れ模様の予感・・・と思ったら、やはりしばらく荒れ模様が続くようです。明後日の土曜日から日本フェミニストカウンセリング学会の全国大会が始まります。今年の会場は姫路。せっかくの姫路はどうやら雨風の中となりそうです。

全国大会では、CR研究会が分科会を持ちます。今年。NPOFC学会・堺で分科会、ワークショップを持つのはCR研究会だけですが、いくつもの研究会が、それっとばかりに分科会だのワークショップだのを主催するようになればいいな・・・・っと、会員の皆さんがんばりましょう。応援してくださる皆さんはどうぞ、叱咤激励を・・・。CR研究会の分科会については後で報告できればと思います。  (PON子)

2011年5月25日水曜日

「ブロークバック・マウンテン」 *ただひとつ輝く場所* ②

山を降りて4年後、既にそれぞれの家庭を持つ二人はジャックからの便りで再会を果たす。それから20年に亘り、途切れ途切れに秘密の逢瀬を重ねるようになる。


ジャックはテキサスで金持ちの娘に逆ナンされる形で結婚したが、妻の親から疎んじられている。イニスと滅多に会えないことも彼には不満だ。二人で牧場をやろうと何度もイニスに持ちかけるが、イニスはそれに応えない。彼自身が離婚し、妻にジャックとの関係を知られていたと分かってからも。

イニスが幼い頃、父親が見せしめにしたリンチによる同性愛者の死が、彼の中に深い傷を残していた。ジャックと過ごす山での安らぎの時間と、あの凄惨な死の暗示とが背中合わせにある恐ろしさ。刷り込まれた恐怖はイニスの内部で更に強烈さを増し、彼を縛った。後ろめたさで身動き取れず、自分の本心がどこにあるのか判らない。望んで得たはずの家庭は壊れ、多くのものを失っていく。父の教訓は、イニスを幸せにはしなかった。
彼は内なるホモフォビアから自由になれず、別の生き方もあることに思い至らなかった。

やがてジャックとの永遠の別れが訪れる。ここにきてようやくイニスは、ジャックの思いの深さを知るのだった。二人だけで過ごしたあの山での、最も幸福だった時を胸にしまいこんで、彼はおそらくこの先一人で生きていくのだろう。
                            
最後に流れるウイリー・ネルソンの「 He Was a Friend of Mine」があまりにも似合いすぎていて、泣かずにいられなかった。ワイオミングにはイニスのように孤独な、年老いたカウボーイが実際に少なからずいるのだという。台湾出身のアン・リー監督によるこの映画は数々の賞を取ったが、一方で上映ボイコット運動がおきるなど賛否両論を巻き起こしたらしい。遅ればせながら観てよかったと思う。久しぶりに沁みる映画だった。(矢車菊 香)

2011年5月24日火曜日

「ブロークバック・マウンテン」 *ただひとつ輝く場所* ①



はじめは「ウッドストックがやってくる」について書けたらと思っていた。あの伝説の野外コンサートの舞台裏を描いた映画というので食指が動いたが、結果は軽く失望。それでも監督のアン・リーが気になり、情報を探す中で目に留まったのが「ブロークバック・マウンテン」だ。日本での公開は2006年、そういえばこのカウボーイ二人のポスターを見た記憶がある。5年遅れの出会いとなった。                                         
 1963年、ワイオミング。牧場主のもとへ仕事を求めてやって来たイニスは、そこでジャッ クと出会う。二人とも本物のカウボーイ、といえば聞こえは良いが定職を持たない貧しい 季節労働者だ。二人はひと夏のあいだ、山で放牧する羊の番をすることになる。

目を見張る雄大で美しい山の自然。その懐で、馬に跨った二人が並んで尾根を行き、川を渡り、羊の群れを追う光景は、まるで往年の西部劇のようだ。
無骨で朴訥としたイニスは細々ながら金を貯め、この仕事を終えて山を降りたら結婚することになっている。貧しくとも妻と子のいる幸せな暮らしを思い描いていたことだろう。一方のジャックは陽気ではあるが、ロデオで日銭稼ぎをしながらどこか風まかせで、地に足の着かない暮らしをしてきた。そんな二人が8月でも雪の積もる日がある山の上で、野営しながら厳しい環境で仕事をするうちに、しだいにうちとけて行く。

ある夜、外で寒さに震えるイニスをジャックはテントに招きいれる。それこそ運命の一夜だった。ジャックが誘いをかけほとんど無言のまま、二人は性関係に至る。それは唐突で生々しくもあったが、なぜか不自然とは感じなかった。ジャックは口にこそ出さないが明らかに、自分がゲイ(正確にはゲイ寄りのバイ?)だと自覚しており、それなりの経験もあったのだろう。ではイニスは?これまでの会話の中に「おまえは罪深いだろうが、俺の身はまだ清いぜ」という軽口のようなイニスのセリフがあった。経験がまだ無いことを意味しているとしたら、彼の初体験の相手はジャックということになるが、、、

翌朝、あれは一度限りのことだと言いながら、夜にはまた抱き合って眠る二人。
けれどもこの仕事が済めば、蜜月も終わりだ。イニスの後姿を見送る、ジャックのまなざしがせつない。         

この映画は男性同士の恋愛をごく自然に描いているように見え、違和感がない。類型的なゲイ“らしさ”の誇張はまるで無い。静かで淡々としているが、口数少ない登場人物たちの心情がリアルに伝わってくる感じだ。こういう映画を観たのは初めてかもしれない。
       ・・・・・明日も続きます・・・・・         矢車菊 香) 

2011年5月23日月曜日

フェミニストカウンセリング堺のホームページにリンクしました

このブログにフェミニストカウンセリング堺のホームページから来られるようになりました。フェミニストカウンセリング堺のホームページ http://www.fcsakai.net/index.html の下のほう、NPOFC学会・堺のところにあるfemi-Palニュースをクリックすると、このブログに。

これで誰も知らないブログから、たまには誰かが見てくれるブログになれるかな?

皆様どうぞよろしくお願い致します。


あちら様もこちら様もヨロシク<(_ _*)X(*_ _)>ヨロシク・・・・   (PON子)

2011年5月22日日曜日

忘れてた。MASAさんのコンサートのご紹介

Item Thumbnail昨日は講演会のアンケートをご紹介しましたが、アンケートの中にあったコンサートというのをご紹介しようと思って忘れていました。7月17日日曜日午後5時から(開場4時半)、千早赤阪村のくすのきホールで行われます。金剛駅、富田林駅からの送迎バスもあります。アイテムのサムネイル

詳しくはMASAさんのホームページをご覧ください。http://www.swingmasa.com/ 

それと、昨日書き忘れていました。参加してくださった皆様ありがとうございました。(PON子)

2011年5月21日土曜日

SwingMASAさんの講演会報告

   

 今日のMASAさんの講演会、情宣が遅かったので、参加者が少なかったのがちょっと残念でしたが、とても素敵でした。
終了後に参加者にお願いしたアンケートをご紹介します。

☆今日のMASAさんの話をきいて、MASAさんの 生き方にとても感動しました。ネガティブに考えてしまう自分の傾向を生きる力に変えられるんだと 思いました。今日は「力」をもらった気がします。

☆MASAさんのコンサートには以前から興味がありましたが、今回お話を聞いて、7月のコンサートに是非行きたいと思いました。早速チケットを買いました。コンサートが楽しみです。
☆去年MASAさんのコンサートに行き、パワフルな演奏と条のこもった語りに感動し、今日の講演会に参加しました。「私とカウンセリング」の講演の中で印象に残った言葉は「強いネガティブ思考のエネルギーは方向を変えれば自己実現のエネルギーになる」というMASAさんのカウンセラーの言葉。「なるほど」ととても納得してしまいました。

☆アメリカのニューヨークでのジャズ修行中のMASAさんの生活を支えられたカウンセラーのお話がとても興味深かった。カウンセラーの励ましやアドバイスにより、デモテープを持ち込んだり、ジャズコンサートをされたというお話を聞き、カウンセラーの励ましやアドバイスの重要さに気づかされた。

☆MASAさんの人間味あふれる人柄にとても魅力を感じました。チケット買いました。7月のコンサートに行くのが今から楽しみです。

というわけで、MASAさんの体験談はとても興味深かったようです。
特に、「ネガティブ思考のエネルギーは方向を変えれば自己実現のエネルギーになる」という言葉は講演終了後の質疑応答タイムにも「そうか!と思った」という感想が出されるなど、皆さんにとってとても印象的な言葉だったようです。

皆さん明日から、ネガティブ思考のエネルギーを自己実現に向けたエネルギーに変換していきましょうね。    この後、一品もちよりの交流会がありました。一品持ち寄りの常なのですが、それはそれはおいしそうなご馳走。食べるのに夢中で、写真を撮り忘れました。(PON子)

今日は講演会

今日は講演会。その後一品もちよりの交流会。忙しいデス。 (PON子)

2011年5月20日金曜日

Femi-Pal ニュース で検索したら

Femi-Pal ニュースで検索しても、ひっかかって来ない?なぜだ?というので、あれこれやっていたら、Fem―-Pal ニュースで検索するとひっかかることが判明。要するに、間のハイフンが半角でも全角でもダメで、全角のダッシュというやつでないとひっかからないのです。

なぜでしょうね。設定はFemi-Palニュースでやったのに。       (PON子)

ブログの名前決定~Femi-Pal ニュース

今日定例の運営委員会で、このブログの名前について話し合いました。使い古されていない言葉で、ちょっとおしゃれで、もちろん、私たちのポリシーにもマッチするもの、ということで、あれやこれや、それやこれや・・・・で、2時間の会議時間のほとんどをこのブログの標題を考えることに使いました。
で、決定したのが、
NPOフェミニストカウンセリング堺~Femi-Pal ニュース~です。フェミニストカウンセリング堺と区別をするために、頭にきっちりNPOをつけたのですが、ヘッダーに入らないので、ヘッダーには「Femi-Pal ニュース」だけを入れました。Femi と Pal。何となくわかりますでしょ。そういうグループなのです。     (PON子)

2011年5月16日月曜日

SwingMASAさんの講演会

フェミニストカウンセリング堺のスタッフブログでも紹介しましたが、MASAさんの講演会、宣伝が行き届いていないので、「えっ?そんなのあったの?」と後で思われる方がないように、あちこちで宣伝をお願いします。

今女性のジャズサックス奏者として活躍している彼女が今に至るまでに通ってきた道のりには、芸術家だからというだけではなく、女性だからという困難も数多くあったそうです。それらを乗り越え、乗り越え、前進してきた彼女。その彼女にとってカウンセリングとは何だったのか、カウンセリングによってえられたものは何か、彼女の自己実現にカウンセリングがどのように役立ったのか・・・・・お話いただきます。

はじめまして。ブログ開設しました。

NPOFC学会・堺です。まずはブログを作ってみた。体裁を整えたりするのはこれからですが、とりあえずは開設しましたので、よろしく               (PON子)